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渋谷デザインオフィスの松尾です。
「SDOが選ぶ京みやげ」のお買い物も無事完了!
お昼どきはとっくに過ぎてます・・・・ぐるる。
「おなかすきましたー」
「お好み焼きくわせろー」
「・・・・・・」 ← 疲れ果てた岩井
そんなご一行様の目の前に忽然と現れる一軒のお店!
四条烏丸交差点の近く。「萬福」さんです。
レトロな趣・・・というか・・・なんというか・・・。
ザ・食堂!ザ・昭和!!って感じです。
いや、でもこの店には何か「いい感じ」がするというマツオの野生の勘が。ぴくぴく。
・・・ということで、何の前情報もないまま入店です。
人生トライアンドエラーですよ!!
店内は・・・外観を裏切らない昭和のムード満点。
なにやら中華そばがオススメの様子。
マツオはチャーシューメンを頂きました。780円也。
いやいや、これが美味しかったのです。
流行のガツン系とか魚粉系ではなく、昔ながらのやさしい味の「中華そば」でした。
鶏がら・昆布・煮干し?ぴりぴりといやな後味もなし。
はあ、ごちそうさま。
ここで東京に帰る岩井と別れます。
「岩井さん帰っちゃうんだ~」
「・・・・事務所で仕事する・・・・」
なぬー!!!∑∑∑( ̄□ ̄;;!!!
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この日も京都に延泊する荒川・為田・マツオが、
ここに行きたいねえ、と言っていたのがこちら。
「角屋もてなしの文化美術館」です。
朱の壁が華やか。
角屋は京都の花街「島原」に残っている揚屋建築。重要文化財です。
「揚屋」は置屋から太夫や芸妓を招いて宴を開く場所。
「お茶屋」との決定的な違いは、「お茶屋」は料理は仕出しを使うのに対して
「揚屋」では宴席に出す料理を台所で作ることだそうです。現代の「高級料亭」ですね。
広い台所。
ここで盛大に煮炊きがされていたんですね。
資料として宴席の献立も残ってました。
茶室も配置された見事なお庭。
写真右手も茶室です。手前には壁はありません。
「今風に言うたらオープンカフェですなあ。」
と、説明してくれたガイドさん。
「あすこで太夫に茶をたてさせといて、旦那衆はその姿を愛でながら
歌を詠んだりするんですわ。」
ほおおおおお!!なんという風雅な!
『旦那衆、マツオ太夫やないとあかん言わはって…』 (妄想)
「お大尽、一服のみなんし。」
もう、すっかり気分は太夫でありんす。
そして、新撰組も通った「角屋」には、柱に刀傷も残っています。
お庭をのぞむ、この広間は芹沢鴨が粛清の夜に宴席を仕組まれた場所ですって。
山南さんと明里もここで逢瀬したのですかねえ・・・・(涙)
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ちなみに「角屋」の2階の見学は予約制で写真撮影もNG。
しかし、この2階の素晴らしさときたら・・・。
遊びを尽くしたお大尽を満足させる、凝りに凝った、贅沢な設え。
圧巻は「青貝の間」。
螺鈿を惜しみなく使って描かれた文様が建具・壁に散りばめられた広間です。
青貝が光をとらえて輝くこの部屋はかなりオリエンタルな趣向。
贅を尽くしているのですが、余白も美しく、品があります。
ガイドツアーなので、自分のペースでゆっくり鑑賞できないのが
少々残念ですが、まあ、とにかく見てよかった!!
伝統と格式をもつ「角屋」
格子が美しい、風格ある表構えを見せます。
ああ、ほんまええもんみました。
感動の余韻にひたる3人が向かったのは・・・・( ̄ー ̄)
もうそろそろ京都ネタはええやろ、と思っているみなさん!
まだまだ続きます!