忍者ブログ
ヘーベルハウスのインハウスデザイナーチーム 「東京デザインオフィス」の日々。
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

東京デザインオフィスの松尾です。

京都で延泊したワタクシ、朝から単独行動。

まずは重森三玲庭園美術館。
旧宅を重森家のご家族が管理・公開していらっしゃいます。

P1130424.jpg

P1130425.jpg

額縁で切り取られたような庭。
そこだけ別世界のような、不思議な感覚。

照明はイサムノグチ。
作庭の協力をして、その御礼として本人から贈られたものだそうです。

P1130427.jpg

P1130434.jpg

P1130433.jpg

茶室です。モダンにこだわりぬいた意匠。

P1130437.jpg

茶室ですが、炉畳ではありません。
茶席を設けるときは、炉の部分ををくりぬいた畳と取り替えるのだそうです。
その理由は「美しくないから」

さて、百万遍からバスに乗って銀閣寺へ。
こちらも久しぶりの訪問です。

P1130453.jpg

戦争嫌いで政治嫌い、ついでに嫁とも不仲の将軍足利義政。
銀閣の完成を待たずに亡くなっているんですね。

更にバスを乗り継いで、東福寺へ。実に25の塔頭がある大寺院です。
ここも重森三玲の庭園があります。しかもデビュー作。

霊雲院の庭。
重森三玲自身は日本画を学んでいましたが、
カンディンスキーなどの抽象画を好んだそうです。

P1130461.jpg

こちらは方丈庭園。

北庭は紅葉と苔のコントラストも美しい。

P1130472.jpg

重森三玲旧宅で、ガイドしてくれたお孫さんが
「東福寺は確かに規模は大きいですが、庭の美しさはここにはかないません!」
と、仰っていました。

石の躍動感は確かに、旧宅の庭の充実に軍配を上げたいかもしれない。
一方モダンへのチャレンジや「色彩」を感じるのは東福寺でしょうか。

さてさて、京都に来たからにはどうしても拝観しなくてはならないのが
太秦の廣隆寺の弥勒菩薩半跏思惟像。
京都に来ると、必ず拝観しに行きます。

好きなんですよねえ・・・あの緊張感と柔らかさが同居したお姿。

P1130478.jpg

はー充実した一日でした。
やっぱ弥勒様で〆るのはいいわー。

この日は結果としてランチ抜きで行動してまして・・・ハラペコ( ´Д`)

しかし帰京前の夕食は知人の案内です。
ジモティーはどんなお店に連れてってくれるんでしょ。わくわく。

待ち合わせは四条河原町。わくわく

「何食べたい?」

おいしいものーわくわく

「うーん・・・京都にうまいもんないからなー」


は?(@@)
なんかすごいこと言ってますけども(滝汗)

「ふつーのゴハンでいい?」

と、結局銀閣寺道まで連れていかれました。←行程的には振出しに戻る(悲)

住宅街にぽつんと佇むこのお店。

P1130483.jpg

「ふろうえん」
洋食のお店のようです。

P1130484.jpg

できますものはハンバーグとか、エビフライにクリームコロッケなどなど。
定食中心なんですね。
あ、鱈と牡蠣のグラタンとかおいしそう。

老舗らしく、建物は古いけど、きちんと手入れをされた気持ちいい店内。

P1130485.jpg


洋食屋というよりも、蕎麦屋とか鰻屋のたたずまいです。
もともとは旅館だった町屋を改装したのだそう。

選んだのはハンバーグセット1900円也
メインのハンバーグのほかにおかずがいろいろ( ̄▽ ̄)ウマソー

P1130489.jpg

ふんわりしているけど、やさしすぎないハンバーグ。
添えられたグラッセもわざとらしい甘さのない味つけ。
小ぶりなエビフライにクリームコロッケはさくさくとろり。
薄味に仕立てたれんこんのきんぴら、ほうれんそうのおひたし
鳥の唐揚げにはネギ風味のソース、油淋鶏風でしょうか。
しっとりとしたポテトサラダ。
おあげと白菜の味噌汁はもちろんあつあつ。

小針まで丁寧で、心のこもった味がします。
惜しむらくは、ごはん。
十分平均点とは思うけど、もうすこしぴかっとしていれば最高。

空腹を差し引いても、かなりかなり美味しかったです。
オーソドックスかつ「正しい洋食」と「おばんざい」の組み合わせがうれしい。
どうやらご近所のひとに愛されているお店のようでした。

ふかふかしたいい気分で、新幹線で帰京。

 

PR
カレンダー
10 2024/11 12
S M T W T F S
1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
ブログ内検索
NINJA ANALYZE

Copyright © [ おたがいさまblog ] All rights reserved.
Special Template : 忍者ブログ de テンプレート and ブログアクセスアップ
Special Thanks : 忍者ブログ
Commercial message : [PR]